嘔吐をしたらどうする?(嘔吐以外の症状に注目、困ったら内科受診)

おとなの病気の話

嘔吐はとても多い症状のうちの一つです。みなさんも一度は吐いたことがあるんじゃないでしょうか?

本日は嘔吐をしたらいったいどうしたらよいのか?内科を受診したらよいのか?消化器科がよいのか?もしくは他の科の方がよいのかと迷っている方の疑問にお答えしようと思います。


本記事の内容

  • 嘔吐をしたまずすること
  • 嘔吐以外の症状に注意!(受診する科が決まります)
  • まとめ

嘔吐をしたまずすること

吐いたもので喉をつまらせる危険があります。

吐いている時は体がつらくても上半身を起こしましょう。どうしてもからだを起こすのが難しい時には、顔を横に向けてください。

先日、嘔吐をしたあかちゃんがいて、お母さんは仰向けのままにしているのを目撃しました。仰向けのままにしておくと気道に吐物を詰まらせて窒息をすることもあるので要注意です。

そんな時は、しっかりと抱き起してくださいね。

嘔吐以外の症状に注意!(受診する科が決まります)

嘔吐をした時には早く楽になりたいですよね。例えば子どもも同じ症状であれば胃腸炎だろうって想像がつくと思いますが、思い当たることが全くない場合にはパニックになってしまうと思います。

嘔吐の原因を考えることで受診すべき科を決めることができますが、実はこれはとても難しいことなんです。

嘔吐の原因は以下で説明するように様々あり、医師であっても初期には診断できないことが例があるんです。

嘔吐をして受診すべき科がわからない場合にはお近くの内科、電話相談、救急外来をご利用することをおすすめします。緊急性がある場合には救急車を依頼してください。

嘔吐の原因

嘔吐をしている場合、もっとも頻度の多い病気は胃腸炎ではないでしょうか?その場合には、内科あるいか消化器科を受診してください。

でも、嘔吐をしても消化器科の病気ではないこともります。

嘔吐はなぜおこるのか

嘔吐は、どのようにしておこるかというと、脳(脳幹)にある嘔吐中枢というところに何らかの指令がきた時に起こる症状です。

その、何らかの司令は全身の様々のところから出されます。下の図をみてください。

その指令は、例えば、心臓から出されます。心臓に心筋梗塞が起こるとその出来事が嘔吐中枢まで伝わって嘔吐します。

中枢神経では、例えば頭の中でクモ膜下出血を起こした場合に、その出来事が嘔吐中枢に伝わり、嘔吐することがあります。

Chemoreceptor trigger zoneは脳(脳幹)にはあるのですが、特定の薬物や毒素、電解質異常が起こると、その出来事が嘔吐中枢に伝わり、嘔吐を誘発します。

からだの中の色々な臓器に何らかの出来事(強いストレス)がかかると、そのことが嘔吐中枢に伝わって嘔吐することがあるのです。

以上のように嘔吐は色々な原因で起こる症状ですので、嘔吐だけでは体のどの部分で病気が起きているのかはわからないのです。そこで大切なことは嘔吐以外の症状です。

心筋梗塞であれば胸の症状を訴えることが多いです。胸痛や動悸、息切れといった症状をみとめることが多いです。クモ膜下出血であれば頭痛を訴えることが多いでしょう。

なぜ、嘔吐の診断は難しいか?

初期の嘔吐の診断はとても難しいことがあります。

それはなぜかというと、嘔吐以外の症状(随伴症状)がはっきりしないことがあるからです。胸痛のはっきりしない心筋梗塞や頭痛のはっきりしないクモ膜下出血ということがあります。

だから、診断のためには問診で周囲の流行を聞いたり、過去にかかった病気から関連していないか調べたりと、診察をしたり、検査をしたりと色々と考えています。

その際に、大切なことは命に関わる病気を見逃さないことなのです。頭と心臓の病気は命に関わる病気です。

もしかしたら、嘔吐をして病気を受診したら、心電図をとられたとか頭のCTをとられたという方がいるかもしれませんが、それは命に関わる病気をまず最初に否定するため実施しているのです。

まとめ

嘔吐したときはまずは嘔吐以外に何か症状がないかと考えてみてください。嘔吐は全身の色々な病気で起こる症状です。随伴症状があれば受診する科が決まることがあります。

嘔吐は頭や心臓といった大切な臓器に病気が起きている可能性があります。受診するかに困ったら内科や電話相談、救急外来を受診してください。

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